原点回帰

愛おしくってごめんね

降り先模索記~ジャニーズWEST 1stコンサート編(後)~

そういえば、ジャニーズWESTのコンサートのためにわざわざ大阪まで行ったのに、バックについていた関西ジャニーズJr.の金内柊真くんばかり見てしまった話だけして、肝心のジャニーズWESTについてほとんど言及してなかった。


それってどうよ。


と思わなくもないので、あれから一か月以上経ってはいるものの、年始、担降り先を探す心の旅、名付けて『降り先模索記』、ジャニーズWEST 1stコンサート 一発めぇぇぇぇぇぇぇ! 後編です。新年早々、応援したいアイドルに気付いてしまったかもしれない話(後)になったら申し訳ない。

キスマイの新春イベントもなにわ侍も書きたいのに、堂本光一くんのEndless Shockも近付いているし、うっかり春松竹にも足を踏み入れることになったし、誰か頭で考えたことをすぐに文字にするものとか発明してくださらないかしら。

 

 

あの子がステージにいない間、ちゃんとジャニーズWESTを見ていた。と、自分では思っている。
そんな、濱ちゃんと照史くんと神ちゃんが『愛のかたまり』歌ってるときに、いつ出てくるかなって中央のステージちらちら振り返ったりとか、そんなことしてませんから。多分。


ジャニーズWESTをコンサートという場で見て改めて思たことは、重岡くんの120%アイドルが溢れるダンスがとても好きだということだ。

ふと「あー、この子めっちゃ良い躍り方するなあ」って思ってしばらく視線を取られると、だいたい重岡くんだった。特に『夢を抱きしめて』のとき。このときの白の衣装の淳太くんがとっても好みだったので、双眼鏡で追っかけていたが、全員が並びで踊るところから重岡くんに視線を盗まれて、途中でハッとなって淳太くんに戻す、というのを毎公演繰り返したのは私だ。ダンスが群を抜いてうまいというわけではないけど、「見られている」ことを意識しているアイドルのダンス。私はアイドルが好きなのであって、シンガーやダンサーを見たいわけではないので、自分の魅力を解釈して開放してくれるような、アイドルらしいダンスが大好きである。
手の振り方とか、踊りかたとか、ああ、この子はセンターを勝ち取った子だなって感じた。ファンサの仕方がわたしの大好きなかの御方にちょっとだけ似ているからかもしれないけど。*1

 

重岡くんの次に印象に残ったのは、のんちゃん。

『うちの息子が一等賞』のコーナーで、タライを見上げたとき、上向きの顔がブスじゃなくてびっくりした。
ふつう上向いたときの顔ってブスになるじゃん。全然ブスじゃないの。整った顔立ちがなせる奇跡。のんちゃんのお顔は好みではないけれど、整った顔立ちであることを存分に思い知らされたね。
さらにいえば、綺麗な顔立ちというだけでなく、彼は非常にクレバーだとMC等々で感じさせられた。周りのことを良く見てるし、考えて喋ってるし、センスが良いし、器用。重岡くんとのんちゃんはジャニーズWESTの中では圧倒的に「頭使ってるな」感があった。クレバーなアイドルは大好きだ。自分をどう見せるかを考えているアイドルが大好きだ。みんなもっと頭使っていこうぜ。*2
あと、今回ののんちゃんのうちわのビジュアルは最高に良かったから、敬意を表して購入した。良いものに投資をし、それが「良い」のだと意思表明するのはドルヲタの義務だと思っている。義務だからこそ、終演後には重岡くんのうちわも追加した。

 

セトリで印象的だったのは、やっぱりメンバー紹介ラップだろうか。
最初「メンバー紹介ラップがある」と聞いた時は、「ジャニーズWESTよ、お前もか」と思ったものである。『Five True Love』狂信派なもので。中居くんのつくるFiveシリーズって、愛と呪詛の狭間にあるよね。*3
ジャニーズWESTも成長とともにメンバー紹介ラップが変わっていくのかなあと思うと、楽しみであると同時にちょっと不安でもある。まあでもコールとか楽しいからいいよね(といいながらバックにいるあの子を必死に追いかけてたからあんまりコールとか参加してなかったような気がしないでもない)。

 

 

 

と、ここまで書いて、止まった。あれ、ほかに思い出せないぞ。
コンサートから一カ月以上経ってしまうと、本当に印象的だったところしか思い出せないものですね、残酷。だからこそ、コンサート中にメモする人とかがいるのでしょうか。ちなみに私はノーメモ派。近くのイケメンより遠くの推し派なので、お目当ての子の一挙一動見逃さないため、メモなんてしてる余裕があるなら双眼鏡覗いちゃう。


あまり良いことが思い出せないというと、じゃあ悪いことは思い出せるのかとなるが、悪いというより「私は」あんまり好みじゃないなあと思ったことはいくつかあって。
一番良くない意味で印象に残っているのは、MCであるメンバーが「(本人曰く)エビカニアレルギーの神山くんが、お弁当でカニクリームコロッケを食べてしまったこと」を笑い話にしていたくだり。*4

これはまあ普通に良くないな、と思ったことで、一か月以上経って記憶が曖昧になっている現象の問題は、単なる記憶の経年劣化というだけではなく、「私は」あんまり好みじゃないなあ、と思った点にあるのかな、と思っている。

彼らが、「俺たちとおんなじ景色、みてくれる?」「俺たちの一番近い存在でいてくれる?」だとかステージ上で述べていたのだか、「はて、同じ景色とは何だ」「さて、一番近いとはどういうことか」と気になった。

 

わたしは、アイドルには雲の上の存在でいてほしい派である。
アイドルとはすなわち偶像であり、簡単に手が届くような存在であってはならない。我々と同じであってほしくない。遠くにいてほしい。文字通り達観していてほしい。時折、気まぐれ(にみせかけつつ確信的)に我々に恩恵をあたえてくれればそれでいいのだ。だからこそ、私と同じ景色なんて見ていてほしくない。彼らはステージ上で誰よりも輝いていてほしくて、私はそれを見る側でありたい。

好きなアイドルが、たくさんのファンをステージ上から眺めて幸せそうな顔をしているのを、その他大勢のひとりとして見ていたい。
最大多数の最大幸福を実現してくれるアイドルがすきだ。
明確でなくてもいい。勘違いであってもいい。
「ああ今目があった(気がする) 」
それだけで、生きていて良かったと思える。

そうやってドルヲタをやってきた私にとっては、彼らのコンサートを十全に楽しむことはできなかった。好みの問題だけど。

 

十全には楽しめなかったとはいえ、十分楽しんだとは思っている。
なんなら超楽しんだ。
番組協力とか、アイドルを近くで見られる機会はあるけれども、どうしたってコンサートが一番だと思う。

だってそこにアイドルがいて、歌って踊ってきらきらしてるって、やっぱり最高なんだ。

 

*1:ナカイの窓でHey!Say!JUMPの有岡くんが「事務所の偉いひとに見習いなさいと言われる」と語った、中居くんのファンサ。

*2:最近で言うと、Sexy Zone中島健人くんがぶっちぎってクレバーだと思っている。Jr.だと平野紫耀くん。

*3:このメンバーにはこうあってほしい、世間にはこう見えてほしい、というSMAPへの愛に満ちた強烈な願望だと思っている。Fiveシリーズについて話し始めたら止まらないからこのあたりで。

*4:ナチュラルにドン引きした。カニ入ってないタイプのカニクリームコロッケだったかもしれないし、今の神山くんがエビカニアレルギーではないかもしれないけど、それとこれとは別というか、すくなくとも仮にもキャスター枠に食い込みたい人が言っちゃいけないよね。